先日、スピーカーをお呼びしてイベントを開催しました! 少し日が経ってしまいましたが... 2014年5月16日(金)に開催した、 第1回春の海外生活体験フェア のご報告です! photo credit: Itsuki Ono みなさんこんにちは。運営メンバーの秋本です。 先日、第1回春の海外生活体験フェアが終了しました。当日は、1・2年生を中心に、学年・学類問わず幅広い関心をもった学生が集まりました。会場は第一エリアに昨年出来たばかりのスチューデント・コモンズ(以下コモンズ)でしたが、初めて足を踏み入れたという方も多かったのではないでしょうか。 18:30の開始めがけて、授業終了後からぞくぞくと参加者が集まり、一時は受付から列が伸びるほどでした。予め用意した席では足りず、急遽追加のパイプ椅子を出して対応しましたが、それでも満員になるほど。最終的には50人ほどが着席し、いよいよスタート! それでは、早速イベントの内容を振り返ってみましょう〜! 今回のイベントは、 第Ⅰ部:3人のスピーカーによる海外経験プレゼンテーション 第Ⅱ部:4つのブースに分かれての座談会 第lll部:立食形式でのご飯会(任意参加) という三部構成で行いました。 第Ⅰ部:3人のスピーカーによる海外経験プレゼンテーション ・オーストラリア語学学校私費留学 近藤弘望さん《工学システム学類4年》 オーストラリア東海岸にて、6週間に渡って私費での短期留学を経験された近藤さん。「大学生は、お金はないけれど時間はある!」なかで、様々な選択肢を考慮し、最終的には長期休みの期間を利用しての挑戦を決意。まるで参加者の方達が当時の近藤さんの頭のなかを覗くかのように、実際に計画を立てていく過程がプレゼンで紹介されていきました。 初めは現地の学校に問い合わせるために、英語でのメールを送るところからスタート。ホームステイ先が決まったのは出発一週間前だったとのことで、それまではハラハラどきどきだったそう。 私費留学を他のプログラムでの短期留学と比較した場合のメリット・デメリットについては、以下のように紹介してくださいました。 メリット ①日本人一人という状況を作りやすかったこと ②宿泊・入学手続きなど全部自分で行うことにより自主性が身に付いたこと デメリット 必要経費の振れ幅が大きいこと 現地では、平日は語学学校で授業を受け、放課後や土日は友人の方達と現地の文化を満喫したとおっしゃっていました。「留学は出来る!可能性を自ら落とさず、まずは動いてみて」と語りかけてくださった近藤さん。自分から積極的に動き、調べて、自力で留学を勝ち取っていったこと、そして現地でも活発に毎日を過ごされていたことがいきいきと伝わってくるプレゼンテーションでした。 ・カリフォルニア州立大学交換留学 佐々木誠さん《国際総合学類4年》 筑波大学の協定校であるカリフォルニア州立大学のサンフランシスコ校に、1年間の交換留学をされていた佐々木さん。なぜ留学するのかという理由をはっきりさせること、また他の選択肢と比較した際の長期の交換留学の利点・欠点を検討した方がよいとのアドバイスからスタート。更に、志望校選定・学内選考出願までのスケジュールや、現地での生活費用等、経験に即した実用的な部分のアドバイスを多く語ってくださいました。 大都市のキャンパスだったため、寮がなく、到着後最初の挑戦は家を借りることだったそう。50代のアメリカ人とのルームシェアを通して、世代を超えた親友を獲得できた、との下りでは会場の大爆笑を誘っていました。キャンパスが都市か田舎かによって費用・経験・出会う人も変わってくるので、よく検討した方が良いとのこと。個人的には、「都市に近い田舎」がおすすめだそうです。また、交換留学の醍醐味である授業について、実際の授業の事例を紹介してくださり、会場の方は海外の授業のイメージを膨らませることが出来たのではないかと思います。 ・インドインターンシップ 建部祥世さん《日本語・日本文化学類4年》 ペルー交換留学なども経験されている建部さんは、休学して経済産業省主催のインターンシップ事業に応募し、インドの日本語学校で数ヶ月間インターンをされたお話をしてくださいました!インドでは、日系企業進出で日本語教育の需要が高まる一方、教材や教師が不足しているという現実があり、それを補う形でインターンとして派遣されたとのことです。もともと物価が安いことに加え、このプログラムの場合は費用支給があったため、低価格で済んだとのお話でした。 インターンの大変なところは、働くうえで、現地の文化に入り込んで現地の文化を理解し、現地の人との文化摩擦を乗り越えていかねばならないところ。一方で、それは言い換えると頑張れば海外でのビジネスを体に染み込ませ、コネクションを作る事が出来るということでもあります。チャレンジングです、と語る建部さんからは、それ以上にやりがいがあったことが伝わってきました!JETROなど、大学生のインターンシップをサポートしてくれる斡旋機関も多いのでそれらを上手く活用して挑戦してみてほしい、とおっしゃっていました。 第Ⅱ部: 4つのブースに分かれての座談会 その後、海外チャレンジ方法別に4つのブースに分かれて座談会を行いました。3人のプレゼンターに加え、全員が海外経験を持つUTIC運営メンバー6人が参加しました。海外経験者を椅子でまるく囲む形で、以下の4ブースを設置し、時間を区切って参加者の方達に移動して頂きました。10分×3箇所=合計30分、主に質問をメインにどのブースも盛り上がりました!第Ⅰ部では質問の時間を設けず各プレゼンターの話をじっくりと聞いてもらうことに集中したため、参加者からは質問が次から次へと出てきて、時間が足りなかったようです。 第Ⅲ部:立食形式でのご飯会 その後、コモンズで立食パーティーを開催しました!こちらは第Ⅰ・Ⅱ部とは切り離した形での任意参加の形式でしたが、当初の申込みを遥かに越えた人数の方が第Ⅲ部まで残ってくださいました!立食形式の交流は今回が初の試みでしたが、参加者・海外経験者がよりフレキシブルに交流をすることが出来たようで、第Ⅱ部に聞く事が出来なかった質問を含め、沢山話を聞けて満足だった、との声を参加者の方々から聞くことができました! 今回は、留学への応募を真剣に検討し動き出されている上級生の方から、大学の間に何か海外チャレンジをしてみたい、というやる気と関心の高い新入生の方まで、様々な方にお集まり頂くことが出来ました。 そんな皆さんに語りかけるうえでのプレゼンターの方々の姿勢に共通していたこと、それは「皆さんに選択肢を与える事ができるような、情報を提供する」ことです。プレゼンターの3人とも、海外チャレンジの決断に至るまでの理由・経緯やその海外チャレンジ方法の利点・欠点等を客観的な視点で伝えてくださいました。プレゼンターの方々のお話を続けて聞き、選択肢として比較するなかで、「どう考え(経緯)、どう動いたか(準備)」というメッセージが皆さんの中に浸透したのではないでしょうか。 終了後の参加者の方からのアンケートの声を紹介します。 ・普段一人では手に入らない情報が手に入り良かった。次も参加したい。(国際1) ・海外チャレンジについての視野が広がっていい経験になった。(メ創1) といった「満足」との声を頂いた一方で、以下のような声もありました。 ・ 留学する前の準備やTOEFL関連、費用の話をもっと聞きたかった。(国際2) ・ もう少し質問の時間がほしかったです。(複数) 次回のイベントがより皆さんの要望に沿うものになるよう努めていきます。 [告知] 次回、6月13日(金)にも第2回海外生活体験フェアを開催いたします! 今回もプレゼンター3人にお話し頂く予定です。各個人の体験自体のお話ももちろん魅力満載ですが、それ以上に、「どう考え、どう動いたか」という部分に注目して聞いてみると、今回参加された方にも得るものがあると思います! 私も今からお話聞けることを想像して、わくわくが止まりません!! 皆さんの参加をお待ちしています。 夏休みを前に、一歩踏み出すためのきっかけを掴む機会にしませんか? また、今回のイベントに関する事でも他の事でも、質問等あれば本サイトのContactから、または以下の連絡先にいつでもご連絡ください。 メール:[email protected] 海外のプログラム等に関する情報はこちらから→UTIC Facebookグループ(まずは参加!) 比較文化学類5年次4年 秋本百合香
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